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がん治療にはお金がかかります。がん患者にまつわるリアルな病状やお金について書いてます。

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がん患者の自分が体に起こった事を淡々と伝える話 ~~その6~~

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 今度の抗がん剤の副作用は脱毛が強く出るが既にハゲ散らかしている自分に隙は無いと思っていたが、「眉毛は?」「ヒゲは??」等と考えると何か楽しくなってきたkknsです。

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 今回は私のお話の第6回目、皆様ご一読ください。

 

目次

 

H30.12.03 G病院

 G病院のN先生をN病院のS先生に紹介していただきました。このN先生にあだ名を付けるとしたら「メガネくん」もしくは「博士」になると言えばまあまあ雰囲気は伝わると思います。

 

 N先生は一見頼りないですが、データ等を用いて説明してくれるので話は非常にわかり易いです。この時点での私のがんの再発や転移の確率は30~35%との事でした。この確率を少しでも下げるために抗がん剤の治療を勧められました。

 始めての抗がん剤ゼロックス療法と呼ばれるもので錠剤の「ゼローダ」と点滴の「オキサリプラチン」を併用するものでした。

 オキサリプラチンは3週間に一度病院で点滴にて投与。ゼローダは2週間服用して1週間休養する。この3週間のサイクルを1セットとして8セット行うのを1クールとする。1クールで約半年ですね。

 この抗癌剤1セットのお値段は約3~4万円程度だったと記憶してます。(3割負担・ジェネリック使用)

 検査は3週間に一度の血液検査、3ヶ月に一度CTスキャン等で精密検査を行うサイクルで行っていく事になりました。

 治療方針としては無駄が無く理にかなってる感じで、いかにも数字を大切にするN先生らしい感じになりました。

 

 

H30.12.10~H30.12.14 初回抗癌剤投与のための入院

 抗がん剤を投与するにあたり、副作用が強く出てしまう可能性があるためにN先生の勧めで初回の抗癌剤投与は入院して行うこととなりました。

 

 治療とは関係ないけど…

 

 G病院はN病院と違い設備が新しく明るくてキレイな印象でした。別にN病院が暗くて汚い訳では無いんだけど…

 

 ウン、比べてしまうとね。

 あるよね。病院にも個性って…(汗)

 

 以前にN病院は地域医療を支えてる中規模の総合病院と書きましたが、入院している方々はやはり地元の老人が多い印象でした。痴呆が入ってる方も何人か居て、ずっと「うー」とか「あー」とか「誰かー」とか結構な音量の声が聞こえてました。病院というより高齢者施設にいるような感じだったな。

 

 うん、個性的…

 

 また、それに対応しなくてはいけないお医者さんや看護士さんも個性的でキャラが立ってるイメージ。

 

 うん、大事

 病院の個性…

 

 話は元に戻ってG病院での入院の話。。。

 初めてオキサリプラチンを点滴で腕から入れた感想は

 「いっっっっっっっっっっっっってぇぇぇえぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!!」

 

 すんげー痛かった。点滴入れてた左腕の血管裂けるかと思った。

 CVポートが使えてればそこからオキサリプラチンを入れるからそれほど痛くないらしいんです。

 3週間に1回のオキサリプラチンの点滴の日は憂鬱だったなぁ。

 

 副作用はオキサリプラチンの方が強く出るらしく以下の3点にこの後悩まされる事となりました。

  1. 手先足先の痺れ
  2. しゃっくりが止まらない
  3. 倦怠感

 特に1の手先足先の痺れが強く出ましたね。冷たい物を触ると痺れというより痛みが走りましたので、四六時中手袋をしていた記憶があります。

 こちらの抗がん剤を使用される方は参考にしてください。特に水仕事の多い主婦の方は大変だと思います。

 下の写真は1枚目がオキサリプラチン投与期間の手で、2枚目が通常時の手です。1枚目はしもやけのように手先が割れてきそうだったため保湿クリームをたっぷり塗っておりテカって見えています。

 違いはわかっていただけますでしょうか。

 ちょっとわかりづらいかな?

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イタイヨーイタイヨー

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H30.12.25 会社復帰

 一番最初の抗癌剤投与で副作用の傾向も測れました。N先生の方針もあり、可能であれば抗癌剤を投与しながら社会復帰していくこととなりました。

 会社と相談のうえ12/25に仕事に復帰することになりました。

 私の感想は…

 

 抗がん剤投与期間は会社を休めるならば休んだほうが良い!

 

 です。

 

 会社の方針や経済的な問題等様々な要因があるので一概には言えないですが、休む事が可能であれば休んだ方が良いと思います。

 

 私は事前に以下の点を会社と相談して会社に復帰しました。

  • 出社時間を1時間後ろ倒し
  • 体調が悪くなったら自分のタイミングで休憩室や自車で休んでいた

 

 しかし、復帰して間もなくチームリーダーを任されたりして仕事量と責任が増えてしまい、色々な事が自分を中心に動くようになってしまいました。

 うん、会社に来てしまうとどうしても頼りにされてしまうから仕方ないよね。0(会社を休む)か100(出勤して仕事を全部行う)になってしまいがちなんですよね中小企業だし。

 別に会社の対応や周囲の人の批判をしている訳ではありません。

 中小企業で人数が少ないから仕方ないんですよね。一人が抱えている役割が大きいからどうしても会社に居る人同士で連携していかなければ仕事にならないですからね。

 ですから、次に私と同じ境遇の人が今の職場に現れたら私は会社を休むことを勧めます。

 

 それと肝心な事ですが、抗がん剤の副作用は飲み始めた1セット目よりも後半の7セット目や8セット目の方が強く出ます。N先生は「抗がん剤は蓄積されていく」と説明してました。

 何が言いたいかというと、社会復帰を考えている方はその判断を抗癌剤を飲み始めた時の体調で考えてはいけないという事です。

 2ヶ月後3ヶ月後はもっと副作用が強く出てきます。それでも周囲の人たちはそれがわかりません。むしろ社会復帰してからしばらく経つから様々な事を期待されてしまいます。その頃には断りづらい雰囲気が出来上がっている恐れがあります。

 それならばいっその事休んだ方がお互いのためだと私は経験上考えています。

 

 

 今日も長くなったのでこの辺にしときます。

 それでは今日の報告

 

今日の報告

今日の体重 63.1kg

今日の体温 36.8度

今日の運動 40′Walk 腕立て伏せ(ひじ開き)x10回 腕立て伏せ(ひじ閉め)x10回 腹筋x5回 ハーフスクワットx10回 フロントラウンジx10回

今日の痛み 腰痛

今日の備考 昨日は微熱があったので運動は朝の散歩だけにした。今日は熱が下がったので通常のリハビリを行った。それほど強い自覚症状はまだないのでまだ自分の身体に起こっていることが他人事のようだ。あまり気にしていないため夜も眠れている。体調は良いので食事をしっかり取ってリハビリもしっかりと行う。