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がん治療にはお金がかかります。がん患者にまつわるリアルな病状やお金について書いてます。

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高額療養費制度が区分オになってがん保険の必要性を考えた話

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俺「ダイエット成功した?」

 

嫁「成功した。2kgぐらい減った。」

 

俺「へー。ダイエット前は何kgだったの?」

 

嫁「計ってない」

 

…。

…。

…。

 

 

俺「ダイエット成功した?」

 

嫁「成功した。2kgぐらい減った。」

 

俺「へー。ダイエット前は何kgだったの?」

 

嫁「計ってない」

 

…。

…。

…。

 

 こんな会話のループを5回ほど繰り返した土曜の夜。。。

 

 

今日は高額療養費制度が区分オになってがん保険の必要性を考えた話

 本日は高額療養費制度の区分がウからオに変わった話です。

 

 私は昨年の2月から療養のため1年6ヶ月ほど会社を休んでいたため無給となり住民税も非課税となりました。

 

 そのため今年8月の高額療養費制度の更新の際に区分ウから区分オとなりました。

 

 そこで何が変わって何を感じたかを書かせていただきます。

 

 「こんながん保険に加入しておけば良かったな」というのも考えてみたので、がん保険の加入や見直しを考えている人は最後までお付き合いください。

 

 本日はそんなお話しです。

 

 

 

 

 

高額療養費制度の区分オって何? 

 まず、「高額療養費制度って何?」という方のために下記のリンクを貼っておきます。

 

 ここでは協会けんぽさんのホームページで高額療養費制度をざっくりと説明しています。

 

 がん保険医療保険の加入、見直しを考えている人はこういった公的保険で自分がどこまで補償されるか理解しておく必要があると思います。

 

 そして、公的保険に加入されてない方は今すぐに国民健康保険に加入してください。

 

 私は日本の公的保険は世界一だと考えています。そしてどんな民間保険よりも手厚い保障があると思いますので、まずは民間保険への加入を考えるよりも公的保険への加入を考えてください。

 

www.kyoukaikenpo.or.jp

 

 高額療養費制度とは高額な医療費を支払ったときに一定の金額を超えた場合はあとで払い戻されるという制度です。

 

 上記の一定の金額とは標準報酬月額(収入と言い変えても良いかなと思います。)によって区分アから区分オまでと5段階に分けられております。

 

 

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協会けんぽ ホームページより

 

 上記表の「自己負担限度額」の欄がそれぞれの区分に応じた医療費の自己負担限度額で、右端の「多数該当」とは自己負担限度額を超えた医療費を3ヶ月以上続いた場合に4ヶ月目から自己負担限度額が下げられるという制度です。

 

 私は8月から区分オとなりました。。。

 

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高額療養費制度の区分オになって何が変わったの?

 前述の表の通り支払う医療費が変わりました。

 

 エンドレス(死ぬまで)抗がん剤治療を続けている私は、毎月必ず医療費が自己負担限度額まで到達してしまいます。

 

 ですから、区分ウの時は多数該当が適用されて毎月¥44,400の医療費を支払ってました。

 

 ですが、2020年8月の医療費は¥24,600となりました。

 

 来年の8月には区分ウに戻ってしまうと思いますが、今後1年間の医療費は毎月¥24,600となると思います。

 

 区分オになって毎月の医療費の自己負担限度額が変わりました。

 

 

 

 

で、がん保険はどのように考えるようになったの??

 がん保険の加入や見直しを考えている方はもう一度高額療養費制度の区分の表を貼りますのでそちらを御覧ください。

 

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協会けんぽホームページより

 こちらの自己負担限度額は1ヶ月の医療費の事故負担金額の上限です。

 

 1ヶ月の間に医療費がいくら高額になっても該当する区分の自己負担限度額および多数該当の金額を超える事はありません。

 

 という事は、がん保険で考えた場合に私は手術や入院で手厚い補償金額は必要ないのかなと考えます。

 

 それよりも、手術やそれに伴う入院で自己負担金額を減らしたいのであれば(調整が効く場合は)月初に入院して月末に退院するのが良いでしょうね。

 

 がん保険不要論者の方は「高額療養費制度を理由にがん保険にお金を支払うならばその分を現金として貯めておいた方が良い」という事を言います。

 

 けれども、私はがん保険は必要だと思います。

 

 その理由は…

 

 がんの治療は長く続くからです。

 

 実際に私はエンドレス(死ぬまで)抗がん剤治療を行っています。

 

 高額療養費制度の中で一番自己負担限度額が低い区分オの多数該当でも毎月¥24,600医療費がかかります。

 

 ましてや区分ウにもどったら毎月¥44,400医療費がかかります。

 

 これは私が死ぬまで払い続けるだろう医療費です。

 

 ちなみに私は8月から仕事に復帰しましたが、抗がん剤の副作用のためテレワークとなりその分給料が下がりました。

 

 がんになると治療費だけでなく、がんに罹った事による収入の減少も考えなくてはいけません。

 

 この記事を読んでる方も家のローンを払っている方、子供の教育費を貯めている方もいらっしゃると思います。

 

 そんな家計からさらに毎月¥44,400出費があると思うと結構苦しくないですか?

 

 そんな事を感じる方でがん保険の未加入の方はまずがん保険の加入をを考えてください。

 

 そして加入済みの方は手術・入院に手厚いがん保険ではなく、長い期間通院に使える保険収入保険を検討してみてください。

 

 それが、エンドレス抗がん剤治療を続けている私からのアドバイスです。

 

 

 

まとめ

  • 公的保険には必ず加入しよう
  • 高額療養費制度を理解しよう
  • がんの治療は長くかかります
  • がんに罹る事によって収入の減少も考えられる
  • がん保険は長い期間通院に使える保険を検討しよう
  • 収入保険も検討してみよう