どうも、ステージ4癌患者のkknsです。
私が癌になって困った事は大きく2点あります
- 病気に関する事
- お金に関する事
病気に関する事は自分でコントロールする事は難しいですが、お金に関する事は自分でできる事はあります。
そこで今回は一般的な中小企業に勤める私が実際に利用した社会保障制度を簡単ではありますがご紹介させていただきます。
今回のブログを読んでいただきたい方
- 癌になった場合の治療費に不安を持っている方
今回のブログを読んでわかること
- 一般的なサラリーマンの場合の癌になったらもらえるお金
- 癌になったらどれくらいお金がかかるか
癌になったらもらえるお金
癌治療にはお金がかかります。
理由は後述しますがみなさんが想像しているよりも多額に治療費がかかります。
しかし、癌になったらもらえるお金というのもあります。(大病や大怪我でももらえるお金でもあります。)
そこで今回は一般的な中小企業に勤めるサラリーマンである私の場合癌になったもらえるお金を紹介させていただきます。
傷病手当金
簡単に言えば「サラリーマンが病気や怪我で働けなくなった場合にでるお金」です。
原則的には国民健康保険の方は支給されません。(新型コロナウイルス等で特例はあるようです。)
こちらはサラリーマンが加入している保険組合から支給されます。給与明細をみていただくとわかりますが 健康保険 として結構な額が天引きされてますね。そこから支給されるのです。
いただける金額としては過去12ヶ月の健康保険の標準月額の2/3です。ざっくりと言えば会社からいただける総支給額の2/3に近い金額です。(本当にざっくりですいません。)
ここで注意しなくてはいけないのは休職中も 健康保険 や 厚生年金 等の 社会保険 や 住民税 は支払わなくてはいけないという事です。
休職中も休職前と同じ金額の社会保険は支払わなくてはいけません。
また、税金に関しては休職中は所得が無いわけですから所得税は支払う必要はありませんが、昨年の収入を基に算出して次の一年間で後払いする住民税に関しては当然支払う必要があります。
休職中も支払うお金
- 健康保険
- 厚生年金
- 住民税
休職中は支払わなくていいお金
最後に傷病手当金について私が過去に書いた記事と傷病手当金で一番困った事の記事くを貼付けさせていただきます。
良かったら読んでみてください。
↓↓↓ 私が過去に書いた傷病手当金の記事です ↓↓↓
↓↓↓ 傷病手当金で困った事を記事にしました ↓↓↓
↓↓↓ 高額療養費制度で損しない方法を記事にしました ↓↓↓
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高額療養費制度
簡単に言えば「所得に応じて治療費の上限を設ける制度」です。
こちらは国民健康保険の方も利用できる制度です。
↓↓↓ 協会けんぽの紹介ページを貼り付けておきます ↓↓↓
こちらも健康保険組合から支給されます。
上述した 所得 と 治療費の上限 とはサラリーマンの場合は次の通りです。国民健康保険の方は適用が違いますので各市区町村窓口まで確認をお願いいたします。
一般的なサラリーマンでしたら 区分ウ に該当するのではないかと思います。
私も最初は 区分ウ でしたが、1年6ヶ月休職して無給でしたので2021年8月より 区分オ になっております。。。
話を元に戻すと高額療養費制度のおかげで大きな手術があっても健康保険が適用される医療行為であれば上記の金額で済みます。
ありがたい話です。
私も手術のあった月などで100万円を超える月がありましたが、高額療養費制度が適用され上記の 区分ウ の金額で済みました。
↓↓↓ 私が過去に書いた高額療養費制度の記事です ↓↓↓
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障害厚生年金
簡単に言えば「障害認定日に定めている障害等級の1級から3級に該当する場合に支給されるお金」です。
↓↓↓ 日本年金機構の紹介ページです ↓↓↓
https://www.nenkin.go.jp/service/jukyu/shougainenkin/jukyu-yoken/20150401-01.html
実はこの障害厚生年金は仕事に復職していてももらえるお金なんです。
要は収入の有り無しや収入の増減に関わらずどれだけ障害があって日常生活に支障をきたしているかという事が認定の基準となっています。
また、障害というと身体の欠損などを想像しますが、癌(悪性新生物)による障害も下記の資料の通り審査の対象となりますのでご確認をお願いします。
私は病院のソーシャルワーカーや社会保険事務所の方と相談しながら資料作成しましたが、不支給となりました。
癌での障害厚生年金の受給は審査が厳しいそうです。
それでも障害厚生年金の支給が一度認められれば働きながらも受給できますので書類作成は面倒くさいですがトライしてみる価値はあります。
また、その際は必ず病院のソーシャルワーカーや社会保険事務所の方と相談して書類を作成してくださいね。
障害厚生年金特有のクセのようなものがありますので、詳しい方に相談しながら書類作成した方が早く審査に通りやすい書類ができると思います。
↓↓↓ 私が過去に書いた障害厚生年金の記事です ↓↓↓
癌になったらかかったお金
以上のように癌になったらもらえるお金というものがあります。
癌に罹っている方でまだ利用していない制度がある方は一度検討をしてみてください。
そして、私が癌になってかかったお金を次に書きますのでまだ癌に罹っていない方はそれを参考にしてください。
2019年 ¥288,020
2020年 ¥653,691
2021年 ¥410,970
上記は高額療養費制度が適用された上での金額で実際に支払った金額となります。
どうですか?
結構な金額になりましたね。
ブログの冒頭にも申し上げた通り癌という病気はお金がかかります。
その理由は 抗癌剤の値段が高く一回の治療で高額療養費制度の上限に達する場合がある事 と 癌の治療は長い期間続く からです。
(ちなみに私は死ぬまで抗癌剤治療を続ける予定でしたが、今は治療の経過が良く昨年9月から抗癌剤治療を休薬しています。)
しかも、2019年2月から2021年7月まで治療による休業のため会社からは無給で、その分上記の傷病手当金を受給して総支給額の約2/3をいただいてました。
また、2021年8月からは会社に復帰したものの仕事を軽減させていただく代わりに収入は20%減となりました。
つまり、癌にかかると入ってくるお金が減って出ていくお金が増えるのです。
まとめ
ここまで 癌になったらもらえるお金 と 癌になったらかかったお金 を書いてきました。
ただ癌になってもらえるお金なんですけど…
申請しないと絶対にもらえません!(キリッ
勤めている会社によっては申請の代行などしてもらえますが、本人がしっかりと制度を理解していないと
「こんなはずでは無かった」
という事になりかねません。
私自身本を読んだりネットで調べたりして色々な事を勉強しました。
ですから、癌患者自身が主体性をもって会社の総務の方や病院のソーシャルワーカーや社会保険事務所の方に相談してください。
自分の知らない補助金がみつかるかもしれません。
癌患者の皆様、癌をコントロールするのは難しいですが、お金の事ならば自分の努力しだいでコントロールできる事もあります。まずはこの様な本で自分に当てはまるものがないか探してみるのをオススメします。。。