どうも、ステージ4癌患者のkknsです。
今回もお金に関して記事を書かせていただきます。
今回は病気とかは関係なく 奨学金 の一つである 高等教育の修学支援制度 家計急変採用 について書かせていただきます。
奨学金なのでお子様がいない家庭には直接関係のない話なのですが、今回の記事を最後まで読んでいただき自分が該当する「もらえるお金」がないかを広い範囲で探すきっかけにしていただけたら幸いです。
私は2020年2月に肝臓への転移が発見され入院し、そこから長い休職期間に入り労働による収入が途絶えました。
福岡在住の私には息子がおり、2020年4月から東京の私立文系の大学に進学する事が決定していました。
もちろん、関東で一人暮らしになる訳でお金がとってもかかります。
そんな私達が利用した制度が 高等教育の修学支援制度 の給付奨学金の 家計急変採用 という制度です。
私と同じような状況に陥った方にこのような制度があるという事を知ってほしいと思い記事を書かせていただきます。
それではよろしくお願いいたします。
今回の記事を読んでいただきたい方
- 癌などの理由で収入が激減しているのに子供が大学に通っている方(通う予定の方)
今回の記事を読んでわかる事
- 高等教育の修学支援制度 のうちの 家計急変採用 という制度
⇓⇓⇓ 奨学金は様々な形があります。自分に当てはまる奨学金をこういった本で探してみるのも良いかもしれませんね。 ⇓⇓⇓
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高等教育の修学支援制度とは
高等教育の修学支援制度とは2020年4月から始まった制度で、低所得世帯や様々な理由で家計が急変した世帯向けに従来の奨学金制度を拡充した制度となっています。
詳細は下記URLからリーフレットをご確認ください。
↓↓↓ 高等教育の修学支援新制度の周知用リーフレット 独立行政法人日本学生支援機構HPにリンクしています↓↓↓
がん治療のため休職して私の労働収入が途絶えた私達は、自分たちでこの制度を探してきて利用しました。
けれども、この制度の存在自体知らない方もいると思います。
子供は大学生の時が一番お金がかかります。
そんな時に収入が途絶えてしまうと子供の将来にも影響が出てしまいます。
ですから、高等教育の修学支援制度を上手に活用して子供の未来を明るいものにしましょう。
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家計急変採用という制度
ここで私達が利用した高等教育の修学支援制度の中の家計急変採用という制度を紹介させていただきます。
家計急変採用とは、簡単に書くと予期できない事由により家計が急変して住民税情報に反映される前に支援の必要がある場合に要件を満たすことで採用される給付型の奨学金制度です。
私の場合上記下線部の
- 予期できない事由→がんに罹って治療に集中するため休職を余儀なくされた事
- 家計が急変→私の労働収入が0になった事
にあたります。
具体的な案内を日本学生支援機構のホームページから引用させていただきます。
制度の利用を真剣に考える人は是非こちらの案内に目を通してください。
↓↓↓ 給付奨学金案内 家計急変採用 独立行政法人日本学生支援機構の案内にリンクしています↓↓↓
下表は家計急変採用案内の支給金額の一覧です。家計の逼迫状態によって支援区分が3段階に分けられており支給金額が変わります。
色々条件によって細かく分かれてますが、家計急変採用の審査を通れば大学生の場合は¥22,300から¥75,800の間で毎月奨学金をいただけます。
しかも、給付型奨学金なので返済の必要はありません。
なんともありがたい制度です。。。
家計急変採用の支給対象者の要件(基準)
家計急変採用の支給対象者の要件(基準)は
- 大学等への入学時期に関する要件
- 学業成績等に係る基準
- 家計に係る基準(収入基準・資産基準)
- 生計維持者の考え方
- 在留資格に関する要件(日本国籍でない場合)
- 過去に給付型奨学金を受けたことのある人の新規申し込みの制限
と6点あり、この全ての基準を満たしていないと家計急変採用の支給対象者になる事はできません。
特に「3.家計に係る基準」の収入基準は難解な計算式がでてくるので理解するのはとても時間がかかります。
私達も色々調査して行き着いた結果 住民税の所得割 の金額が小さいと家計急変の審査に通りやすく支援区分も上位になるという事がわかりました。
住民税の所得割
「住民税の所得割」という言葉を始めて聞く方もいると思いますが、こちらの金額は様々な制度の審査基準として使われています。
私達が利用しようとした 家計急変採用 という制度もこの住民税の所得割を審査基準の一つとして利用しています。
所得割の金額が低いと家計急変採用の審査に通り易く、それに伴って給付金額も大きくなります。
ですから、癌等の理由で収入が激減して家計急変採用という制度を利用するのであれば可能な範囲で住民税の所得割の金額を低くする行動を取ってください。(それは、当年の採用には直接関係ないかもしれませんが翌年以降の審査に役に立つはずです。また、修正確定申告を行う事によって遡及する事もできます。)
例えば…
- 夫婦共働きの人は子供の扶養を夫婦のどちらにいれるか良く考える
- 保険の加入
- iDeCoの加入
- 医療費控除 等々
考えられます。
ちなみに私達は上記の全てを行いましたが、特に1は重要です。
所得税の控除額が大きく変わるので必ず行ってください。
ちなみに私達は、私の収入が0になったので所得税が徴収される事はありません。
ですから子供を妻の扶養に入れました。
その結果妻の年末調整の戻り額が多くなり、夫婦の住民税の所得割の合計が下がりました。
とにかく住民税の所得割を下げる行動を行ってください。
そうする事で直接的にも間接的にも入ってくるお金が増える事につながり、(もしくは出ていくお金が減る事につながります。)手元に残るお金が多くなります。
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進学資金シミュレーターには気をつけて!!
日本学生支援機構さんのHPではどんな奨学金が受けられるかどうかの簡単なシミュレーションを行えます。
上記ページにはシミュレーターの操作方法等のリンクもありますのでそちらを読んでからシミュレーションをしてみてください。
そして、もし進学資金シミュレーターで「給付奨学金の対象となりません。」と出ても諦めないでください。
こちらのシミュレーション結果はあくまで参考なのですから結果が「給付奨学金の対象になりません。」と出ても諦めないで奨学金の申請を行ってください。
その辺りの説明が日本学生支援機構さんのHPでは不足していると思いましたので皆様に補足させていただきます。
まとめ
- 国の修学支援制度 のうちの 家計急変 という制度が2020年4月から始まりました
- 様々な制度の判断基準になる住民税の所得割が下がる行動をしよう
- シミュレーターでどんな結果になっても諦めないで申請しよう
奨学金でも社会保障制度でもそうですが、こういった制度があるという事を知っているか知らないかで大きな違いになると思います。
そして、申請しなければ受給できる可能性は0です。
該当しそうな方は積極的に申し込んでみてください。。。
記事を最後まで読んでいただきありがとうございました。私達は独学でいろんな事を調べて国の修学支援制度(家計急変)の申請に行き着きましたが、このような本を読んで勉強して自分がもらえるお金がないか探してみるのも良いですね。
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