どうも、ステージ4がん患者のkknsです。
私は現在「がん」「仕事」「お金」について悩みを持っています。
がん患者の全員が私と同じ悩みを持っている訳ではありませんが、私の持っている悩みからがん患者との接し方を考えて頂けたらと思います。
がん患者の方もその周囲の方も今回の記事を参考にして良いコミュニケーションを取れたら幸いです。
それではよろしくお願いいたします。
今回の記事を読んで頂きたい方
- がん患者の方で周囲の人とコミュニケーションが上手くとれない方
- がん患者家族の人でがん患者とコミュニケーションが上手くとれない方
- 職場にがん患者がいる人でがん患者とコミュニケーションが上手くとれない方
今回の記事を読んでわかる事
- がん患者である私の具体的な悩み
- がん患者の周囲の人はがん患者とどのように接するべきか
- がん患者が周囲の人とどのように接するべきか
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ステージ4のがん患者である私の悩み
私には現在悩みが3つあります。
それは「がん」「仕事」「お金」の事です。
それをまずご紹介いたします。
「がん」の悩みについて
- S状結腸から肝臓に多発転移し、手術不可の状態になっている
- エンドレス抗癌剤(死ぬまで抗癌剤)治療の予定
- 治療の目的は延命
- 積極的に手術を目指さない
- がんの縮小と増悪を繰り返しており、精神的な起伏がキツイ
あまり良い状態ではない。
「仕事」の悩みについて
- 2020年2月から2021年7月まで休職
- 2021年8月より職場復帰
- 仕事復帰当初は1週間に1日の出社で残りは在宅勤務であった
- 現在は抗癌剤の副作用がキツイため2週間に1日のペースで出社している
- がんの増悪がみられた2022年2月から仕事の負担を減らしてもらっている
会社には色々とワガママを聞いてもらっており恵まれている情況ではある。しかし、会社の経営が上手くいかなくなった際のリストラ候補の第1番手であると実感している。
「お金」の悩みについて
- 在宅勤務となり収入が20%減った
- これからの治療費が2022年7月までは 毎月¥24,600 2022年8月からは 毎月¥44,400 かかるが、がん保険からはこれ以上保険金が出ない予定
- 妻が2022年5月に会社都合で退職→会社都合なので失業保険を長く貰える。家に居る時間が長くなるので節約に励みながらゆっくり職を探すとの事
- 子供は私学大学生で関東で一人暮らし→授業料は貯めていた教育資金と奨学金でなんとかなる。また、私の実家の近くに子供が住んでいるのでなにかと援助してもらっている。
- 20年前にマンション購入済→住宅ローン完済
- 車→現金一括購入
妻、子供に関するお金の事と大きなローン(借金)が無い事は恵まれている環境だと感じている。但し、私の治療費がこれから増えていき、収入が減る事に不安を感じている。
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がん患者の私はこれらの悩みからどのように考えいているか
私は「がん」と「仕事」と「お金」の関係について悩みがあると言ってきましたが、改めて振り返ってみると「がん」の事以外はかなり恵まれている状況だという事がわかりました。
それでも毎日のように「がん」と「仕事」と「お金」の関係にについて悩んでおります。
そして、私は自分の考えがどんどん内向きになっているのを感じています。
その理由は自分の体の中に「がん」があるからだと思っています。
そのせいで就寝前・起床時・食事中・排便時・入浴時・散歩中・仕事中等々どんな時も自分の体と会話している気がする。
「痛い所はないか?」
「昨日と違う所はないか?」
「主治医に報告する事はないか?」
「このまま仕事を続けていいのか?」
「少し休んだほうが良いのではないか?」
こんな事を常々考えていると頭の中がとても疲れる…
そんなタイミングで周囲の人から話しかけられても素直に受け止められない時もあります。
がん患者はがんという病気やその治療に伴う体へのダメージだけでなく、余計な事ばかり考えて精神的にもダメージを受けているんだと思います。
個人差は大きいとは思いますが、総じてがん患者は心身共に疲れています。。。
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まとめ
がん患者の全員が私と同じように「がん」と「仕事」と「お金」の関係に悩みを持っている訳ではありませんが、がん患者それぞれが多くの悩みを抱えているのは間違いありません。
けれども、がん患者の周囲の人はがん患者の悩みを全て理解するのは不可能な事であると思います。
そこの共通理解出来ていないからがん患者とがん患者の周囲の人でコミュニケーションが上手くいかないという事があるのだと思います。
ですから、がん患者と良好なコミュニケーションを取りたい方はがん患者の話を聞く所から始めてください。
そこでがん患者がどんな事に悩みを持っているのかを考えてください。
それから自分の考えを伝えてあげてください。
そうする事でがん患者も心を開いてがん患者の耳にもその考えは届きやすくなると思います。
面倒ですががん患者の周囲の方はそのようにお願いいたします。
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これは、逆にがん患者側にも言える事です。
私もそうなんですが、がん患者になるとその考えが内向きになってしまい周囲からの励ましや応援の言葉にトゲを感じるようになってしまいます。
それが態度に出てしまうと周囲の人達はどんどん自分に近づかなくなってしまい孤立を深めてさらに考えが内向きになってしまいます。
そうならないようにするためには、がん患者側も努力が必要だと思います。
がん患者も周囲の人の話を良く聞く必要があると思います。
周囲の人の中には思いがけない一言を発してがん患者を傷つけてしまう人もいるかと思います。
そういった人がなぜそんな発言をしたのかその人の話を良く聞いてみましょう。
恐らく「がん」という病気を知らない事が原因でがん患者が傷つく一言を発したのだと思います。
もし、その人がこれからもコミュニケーションを良好に保ちたい人ならばその人に「がん」という病気を教えてあげましょう。
そうする事で自分自身の置かれる環境も良くなるし、自分以外の人が「がん」になった時に嫌な思いをする人が減っていくはずです。
「お互いの話を良く聞く事から始める」というのはコミュニケーションの基本だと思います。
がんという病気になっている厳しい状況だからこそコミュニケーションを良くしたいのならば今一度その基本に立ち戻ってみましょう。。。
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