
はじめに
がんの治療と仕事の両立は、常に綱渡りのように感じられます。
特に私のように、S状結腸がんから肝臓・肺に転移しているがん患者にとって体調の波はそのまま生活と収入に直結します。私は現在週2日の在宅勤務に切り替え、抗がん剤治療を続けながら福岡で暮らしています。給与収入は激減しましたがそれでも働き続けています。
先日9月24日の通院日、私は再び厳しい現実に直面しました。体調の急変、そして医師から告げられた「腹水の可能性」です。
この記事では、そんな「体力の限界」と「経済的な不安」を抱えながらも、私がどのように主治医や緩和ケアチームと連携し、一歩ずつ課題を解決しようとしているのか、がん患者本人とそれを支えるご家族に向けてリアルな実体験をお伝えします。
この記事を読んでほしい人
【患者ご本人へ】
- S状結腸がんやその他の進行がんと診断され治療を続けている方。
- 抗がん剤治療の副作用に悩み、仕事との両立を模索している方。
- がん治療に不安を感じ孤独感を感じている方。
【がん患者のご家族へ】
- 患者の体調の波や痛みに対し適切なサポート方法を知りたい方。
- 患者が抱える仕事やお金に対する不安(特に給与収入の激減)に寄り添い、具体的な経済的対策(社会保障制度など)を共に考えたい方。
- 患者の「精神的な安心感」をどうやって守れば良いのかヒントが欲しい方。
この記事を読んでわかること
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私のリアルな体調不良(腹水・むくみ)への主治医の具体的な対応と、薬の調整(フリュザクラ減薬、鎮痛剤フェントステープへの変更)の背景。
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抗がん剤治療を続けるために不可欠な「体調管理」と体力的な限界への向き合い方。
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給与激減による経済的な不安に対し、私が金融資産の確保と社会保障制度の活用でどう立ち向かっているかという「攻めと守り」の戦略。
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病院(主治医)と遠慮なくつながることが、治療と生活にもたらす最大の安心感とメリット。
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患者の精神的な安心感を守るための、ご家族の具体的なサポート方法。
私はブログ本文に書いてある通り足のむくみとその諸症状(ふくらはぎがつりやすい等)に悩んでました。外出時にこの着圧ソックスを履いてかなり症状が軽減されふくらはぎがつることもありませんでした。着圧ソックスを履き続けるのも自分の回復力を阻害されるのであまり良くないのかもしれませんが、外出時など不安がある時はこんなのが良いかもしれませんね。特にこの助野さんの着圧ソックスはメイドインジャパンとのことで品質も安定していて安心です。
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【実録】9/24 診察のリアル〜腹水と戦う体のサイン〜
9月24日の通院では、血液検査と尿検査の結果をもとに、主治医と緩和ケアチームへこの2週間の体調を詳しく報告しました。
報告した具体的な体調の変化
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症状 |
深刻な点 |
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腹部の張り |
便秘気味に加え、へそ回りがふくれて苦しい。体重が1週間で急に2.5kg増。 |
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全身症状 |
足のむくみが酷く、長い距離を歩くとふくらはぎがつりそうになる。朝は体調が良いが、夕食後が最悪になる体力の波。 |
主治医の所見と厳しい現実
主治医からは、へそ回りの張りは腹水の可能性が高いと告げられました。S状結腸がんからの多発転移があるため、腹水を覚悟していましたが、現実として直面するとショックを受けます。
腹水を抜く処置はこの日は「心の準備が整ってない」と断りました。しかし、主治医から「おなかの張りが強ければ、いつでも病院に連絡して腹水を抜くことができる」と言われたことで、精神的に非常に安心することができました。
血液検査の解説とフリュザクラ減薬の背景
今回の診察で得られた血液検査の結果は、私たちの体の**「内側のリアル」**を示しています。特に抗がん剤治療中は、これらの数値をもとに治療を継続するかどうか、薬の量を調整するかどうかを判断します。

抗がん剤の減薬(フリュザクラ)の理由
- 主治医の判断: 血液検査の結果、腎機能の指標であるUP/Cr比が2.0以下になったため、抗がん剤フリュザクラを4mgから3mgへ減薬して再開することになりました。
- 私の考え: 抗がん剤を続けることを最優先するためには、フリュザクラの量を下げてでも副作用をコントロールし体力を温存することが重要だと感じています。主治医と「最適な量」を探る作業こそが長期的な治療の継続に必須なのかもしれません。
鎮痛剤の変更
- 飲み薬のワントラムを中止し、貼るタイプの麻薬性鎮痛剤フェントステープに変更。痛みのコントロールと便秘・腹水対策を両立させる狙いです。
がん患者家族の方へ:経済的な不安と精神的なサポート
週二日の在宅勤務になり給与収入が激減した今、私にとって「お金」は明確な課題です。私は投資運用方法や社会保障制度を調べることで経済的な不安に立ち向かっています。
経済的な不安への向き合い方
- がん患者家族の方へ: がん患者にとって社会保障制度について調べることは、不安を減らし家族を守るための戦略です。ご家族の方は、この行動を「生きるため、治療を続けるための希望」として深く理解し、一緒に情報収集や申請手続きをサポートしてあげていただくとがん患者の方は肩の荷が下りとても助かると思います。
体力の限界への寄り添い方
- がん患者の体力の波: 私のように「朝は体調がよく、夕食後が最悪」というように、がん患者の体力は激しく変動します。足のむくみや腹部の張りは、外から見る以上に患者にとって大きな苦痛です。
- がん患者家族の方へ: 患者の「つらい」はなかなか具体的な理解が難しいと思います。ご家族には、患者の「体力に自信が持てなくなっている」という感情を否定せず、寄り添っていただけたら幸いです。
【私の信念】病院とつながる安心感がもたらす最大のメリット
がん患者やご家族は、「こんなことで病院に連絡していいのだろうか」「迷惑ではないか」と遠慮しがちです。しかし、私の経験上、この「遠慮」こそが最大の敵だと断言できます。
病院とつながる安心感のメリット
- 不安の解消が即座にできる: 私が「おなかの張りが強ければ、いつでも病院に連絡して腹水を抜くことができる」と言われたように、「いざという時の選択肢」があるだけで、精神的な安心感は劇的に高まります。そのためには主治医との関係性が大切になってくると思います。
- 適切な治療継続が可能に: 体調不良を我慢せず連絡することでフリュザクラの減薬や痛み止めの変更など抗がん剤を続けるための最適な調整を素早く行えます。
- 命綱の確保: 週2日の在宅勤務を続ける上で体力の波は避けられません。主治医の「つらい時は連絡していい」という言葉は私たちの「命綱」です。遠慮せず連絡できる環境こそが、治療と生活を両立させる精神的な土台となります。
まとめと行動の呼びかけ
がん患者ご本人へ
- 体のサイン(腹水、むくみ、痛み)を主治医に隠さず伝え、「抗がん剤を続けるための体調管理」を最優先で調整してもらいましょう!
- 給与激減による不安に立ち向かうため、社会保障制度の活用や金融資産の確保など具体的な課題解決の行動を始めましょう!
- 遠慮こそ私達の最大の敵です。病院との連携をしやすいように普段から主治医との関係を良好にしておこう!
がん患者ご家族へ
- がん患者の「つらい」は深刻です。患者が「つらいときは病院に連絡していい」という安心感を常に持てるよう環境を整え精神的なサポートをお願いします。
- がん患者にとって「お金」とはライフラインです。社会保障制度などを活用して治療が継続できるように情報を集めておきましょう
- がん患者の体調には波があります。それと同じように心にも波があります。大変だとは思いますが、そこを理解しておくとがん患者の行動の理解にもつながるかと思います。
がん患者の病状に対して専門知識を持って対応してくれるのは主治医だけです。ですから、主治医との関係性を良好に保ち連絡を取りやすい状態にしておくことはがん患者の体力面、精神面に有効です。
つまりQOLの向上につながります。
がん患者もがん患者家族の方もつらい時期が続いているかもしれません。
その中でも少しでもQOLの向上につながるような関係性を主治医(病院)と持っておくのはとても大切ですね。
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