
はじめに
この記事では、私が主治医からのリスク説明を受けながらも、「自分の人生の質(QOL)」を最優先し、帰省という決断を下した実体験とその判断基準を共有したいと思います。今回の記事は、患者本人だけでなくそれを支えるご家族にとっても非常に切実な内容となっていると思います。是非ご一読ください。
この記事を読んで欲しい人
- がん治療中に、体調やリスクを考慮した人生の決断に悩んでいる人
- 血液検査結果や主治医の説明をどう受け止め、自分の行動に落とし込むべきか知りたい人
- QOL(生活の質)を下げずに「自分らしく」生きる道を模索しているがん患者さん
- がん患者の家族として、治療方針や経済的支援、本人の決断をどう支えるべきか悩んでいる方
この記事を読んでわかること
- リスクを承知の上で「やりたいこと」を優先する決断のプロセス
- 血液検査結果(CRPやビルビリンなど)の改善に一喜一憂せず、冷静に現状を把握する方法
- 後悔しない人生を送るために私が大切にしている「自分で決める」という考え方
- がん患者の 家族 が 経済的な不安 を乗り越え、 本人の意思 を尊重するためにできること
- はじめに
- 体調の波と客観的なデータ:検査結果の改善から得た冷静な視点
- 後悔したくないし、人のせいにしたくない
- がん患者家族 の方へ:本人の決断を 尊重 し サポート するために
- 結論:人生のQOL を高めるために、 自分の気持ち を一番に
体調の波と客観的なデータ:検査結果の改善から得た冷静な視点
一時的な体調悪化と主治医からのリスク説明(胆管・炎症の改善)
前回診察(10/22)までの体調は優れませんでしたが、その後は自覚症状として右肩上がりに回復傾向にあることを主治医に報告しました。そして、10/29の血液検査では、10/22に上昇していたCRP(炎症反応)やビリルビン(肝臓・胆管の指標)が改善しているという嬉しい結果を聞きました。
主治医からは、「前回は胆管の不調やそれを原因とする炎症の可能性が強く考えられたが、今回はその可能性が下がった」と説明を受けました。また、尿蛋白の結果も改善しているため、10/29から開始したフリュザクラも予定通り継続です。このように、治療が効いていることや身体が回復に向かっている客観的なデータは、大きな安心材料になります。
【専門知識の引用】
がん情報サービスによると、血液検査で確認されるCRPは体内の炎症の有無や程度を反映し、ビリルビンは肝臓や胆管の機能を評価する重要な指標です。これらの値が改善することは、抗がん剤治療の効果や全身状態の回復を示唆する場合があり、治療方針の判断材料となります。(出典:がん情報サービス より引用・要約)

リスクとQOLのバランス:「帰省したい」私の願い
一方で、私が事前に主治医に報告していた11/8から11/17にかけての神奈川県への帰省については、主治医から「正直してほしくない」という意見と共に、「胆管周辺に異変があった場合は体調が急変し、すぐに亡くなってしまう可能性もある。現段階で処置は難しい」という極めて厳しいリスク説明を受けました。
11/5には、家族にも現状を理解してもらうため、妻と一緒に主治医からの説明を受ける予定です。ご家族にも病状の正確な情報を共有することは、患者の決断を支え、不安を軽減するために不可欠だと考えています。
後悔したくないし、人のせいにしたくない
主治医からの説明 ・ 検査結果 ・ 自覚症状 を統合する
私は、主治医からの説明、血液検査や尿検査という客観的な結果、そして自分自身の自覚症状という3つの重要な情報をインプットしました。
そして、その全てを「自分がやりたいこと」というフィルター(価値観)を通して考えた結果、「予定通り帰省する」ことを決めました。
もちろん、11/5の診察で血液検査の結果が悪化するなど前提条件が大きく変われば帰省の判断は変更する可能性もあります。しかし、現状自覚症状として体調が右肩上がりに回復し検査結果も改善傾向にある今だからこそ、私は「やりたい」気持ちを大切にすることにしました。
【私の気づき】後悔しないために「自分で決める」ことの重要性
このがん治療の過程で、大きな判断を下す度に強く感じるのは、「自分で決めたほうが後悔したり、人のせいにしたりしないで済む」ということです。
がん治療は、常に最善とは限らない選択の連続です。もし他人の意見や主治医の消極的な許可だけで行動し、結果的に体調が悪化してしまったら、きっとどこかで「あの時、誰かのせいで…」と考えてしまうかもしれません。
しかし、今回の帰省のように、「主治医とのコミュニケーション」「客観的な結果」「自分の気持ち」という前提条件を十分考慮して自分で決めたことで、「もし何かあっても、自分の選んだ道だ」と納得できるし、後悔のない時間を過ごせると思えるのです。
がん患者家族 の方へ:本人の決断を 尊重 し サポート するために
家族も情報共有を!不安解消の第一歩
私の妻が主治医の説明を一緒に聞くことになったように、ご家族が患者と同じ正確な情報を持つことは、がん患者もがん患者家族も両方にとって精神的な負担を減らす上で非常に重要です。厳しい病状であっても曖昧な情報で憶測するよりも、主治医からの説明や客観的な事実をがん患者家族ががん患者家族と共有することで、今後のがん患者の行動や心構えを現実的に考えることができます。
もし患者本人が「帰省したい」「旅行に行きたい」など、リスクを伴うQOL優先の行動を望んだ場合、ご家族は戸惑うかもしれません。しかし、主治医からの説明や客観的事実などの前提条件を共有していれば本人の願いを尊重すべきか否定すべきかに説得力が増すこととなり、結果的にご家族にとっても「後悔のない時間」となることが多いと考えています。
結論:人生のQOL を高めるために、 自分の気持ち を一番に
がんという病気は、私たちの命に制限を突きつけます。だからこそ、残された時間を「誰かのため」や「不安」だけで消費するのではなく、「自分がどう生きたいか」というQOL(生活の質)を追求することが重要だと強く感じています。
今回の帰省の決断は、リスクを承知の上での「やりたいこと」の実現です。
もしあなたが今、大きな決断に悩んでいるなら、ぜひ主治医や家族と十分に話し合い、客観的な情報(検査結果など)を集めた上で、最後は自分の気持ちを信じて決断してみてください。
そして、ご家族の皆さん。どうか主治医からの説明や客観的事実などの前提条件を共有して本人の願いを尊重すべきか否定すべきかをがん患者本人と話し合ってください。そうすることでがん患者もがん患者家族も後悔のない選択ができると思います。
その話し合いを続けることこそが治療中の心を支える最大の力になると思います。
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