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がん治療にはお金がかかります。がん患者にまつわるリアルな病状やお金について書いてます。

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がん患者の自分が体に起こった事を淡々と伝える話 ~~その2~~

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 肝臓に再び癌が発見されて急に右の背中に痛みを感じている暗示にかかりやすいkknsです。本日は前回に続いて私自身のお話です。。。

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 今回は私のお話の第2回目、皆様ご一読ください。

 

目次

 

アクの強い面々

 前回は入院して1回目の緊急手術までの経緯を書かせていただきました。H30年9月26日に入院するまで一度も入院した経験が無い私は「うん、堂々と仕事が休めるな。テヘペロ」程度にしか考えてませんでした。

 まあ、ここから想像以上の苦しみに陥るんですが…。

  時系列で病状を追っていく前に私が入院したN病院の個性的な先生方を紹介させていただきます。

 

主治医 S先生 専門消化器外科 50代(推定)男性

 私がこのS先生最初に出会った時の第一印象は…(前にどこかで???)でした。これはデジャブなのかそれとも運命の人なのか…。

 実は私が入院する1年前にS先生とは別の病院で出会っていたんですよね。

 S先生はjrが肺気胸で救急病院(私が入院したN病院とは別の病院)に搬送された際に救急対応していただいた先生でした。

 消化器科が専門の先生ですので肺気胸は専門外の事だと思うのですが、その日の当直であったS先生はjrの身体に丁寧にドレインをぶっ刺して頂きました。そのおかげでjrは現在元気に生活できとります。(我が家は病弱なのが多いなぁ)

 私は会社で営業をしているんですが、そんな恩義のある先生の顔を忘れるなんて営業失格ですよね。

 うん、このS先生は手術が大好きで「切りたがり」で、その分実績も多い現場叩き上げの先生でした。

 私が勝手につけたあだ名はマッドサイエンティスト

 

麻酔医 M先生 麻酔科 40前後(推定)女性

 年齢はお見かけする感じは40前後の方で、綺麗な顔立ちで優しそうな笑顔が特徴の女性の先生でした。説明もテキパキと行い、いかにも仕事ができるカッコイイ女性でした…。

 

女医「はい、大まかな手術の流れはS先生にしていただきますので私は麻酔に関して説明をさせていただきますね。」ニコニコ

俺「はい。お願いします。」

女医「手術の前にですね。硬膜外麻酔という局所麻酔をさせていただきます。」ニコニコ

俺「全身麻酔だけじゃないんですね。」

女医「硬膜外麻酔というのは、全身麻酔以外に行う麻酔で手術の後の痛み止めにも使われたりするので絶対にしておいた方が良いですよ。でも、全身麻酔と同じで患者さんへの説明と了解が必要なんです。人によってはされない方もいますね。」ニコニコ

俺「それはどういったものなんですか?」

女医「手術の前に私が背骨の横に管を通します。そしてその管を利用して麻酔薬や痛み止めを流します。」ニコニコ

俺「なんか痛そうですね。」

女医「できるだけ痛くないように管を通しますけど、やっぱり痛いですよ。あ、でも安心してください。痛くないようにしますから。できるだけ。あ、でもあまり動かないでくださいね。大事な大事な神経のそばに管を通すんですから間違ってその神経に傷を付けてしまったりしたら…とっても痛いですよ。」ニコニコ

俺「…。」

女医「あ、でも痛いだけじゃなくて後遺症なんかも残る場合があるから動かないでくださいね。絶対に。私も気をつけて施術しますので。できるだけ。」ニコニコ

俺「う、動かないように気をつけます…。」コゴエ

女医「はい?」ニコニコ

俺「動かないから大丈夫です。絶対に。」キッパリ

女医「そうですね。その方が良いですよ。で、次は全身麻酔の話なんですが…。ごくまれにですね。ごくごくまれに亡くなる方もいるんですよ~。で、ここに承認のサインをしてくださいね。」ニコニコ

俺「あががががが」

 

 この先生は綺麗な顔をして「怖い話」か「痛い話」しかしないんですよね。

 私が勝手に付けたあだ名は「魔女」です。

 

 

手術前の説明

 手術の数日前には主治医のS先生から手術の説明を受けました。この時は嫁さんも一緒に手術の説明を受けました。

 それは以下のような内容でした。

・大腸のS状結腸に憩室ができていて、その憩室に炎症が発生(S状結腸憩室炎)して既に穴が開いている可能性がある。そのため、S状結腸の該当部分を切除する手術を行う。

・もし、穴が開いていれば腸内の雑菌(糞便)が無菌状態の腹腔内に広がるため、腹膜炎を発症している。腹膜炎はやっかいで、もし腹膜炎が起こっていれば腹腔内を生理食塩水を使用して洗浄する必要がある。状態が悪ければ死亡する可能性もある。

・S状結腸を切除する範囲が大きくなれば人工肛門を取り付ける。また、直腸まで切除する必要があればその人工肛門は一生取り付けていくこととなる。

・可能性は低いが今回の腹痛の原因が憩室炎ではなく癌の可能性もあるのでそれを考慮した手術を行う。

 

 私はこの時S先生の話の重要性を理解しないまま「S先生は大げさに説明しているだけで死ぬことは無いし人工肛門を取り付けることも無い。ましてや癌なんて…。」と考えてました。

 その後S先生の話は半分程度は現実化していきます。

 

 いよいよ手術なんですが今日は長くなってしまったので続きは次の機会に書かせてください。私自信手術は勿論の事、入院自体初めてでしたのでN病院での出来事や先生方がとても印象に残っています。

 これからの生活に活かせるように自分がどのように行動していたかを思い出してみます。お時間あれば次の機会もご一読ください。

 

 そして、今日の報告です。

 

 

今日の報告

今日の体重 63.5kg

今日の体温 36.9度

今日の運動 30′Walk 腕立て伏せ(ひじ開き)x10回 腕立て伏せ(ひじ閉め)x10回 ハーフスクワットx10回 フロントラウンジx10回 腹筋x5回

今日の痛み 腰痛 嘘のような右背中の痛み

今日の備考 昨日よりも気持ちが落ち着いてきた。出来ないことは出来ないので、出来ることを身体に無理の無い範囲で行う。今日は上記の通り腹筋を5回行う事ができた。腹筋の形もしっかりとしたものでは無いが出来る範囲で腹筋もリハビリに取り入れる。私の好きなアスリートの石塚晴子さんも「出来ないことを楽しもう」と言っていたので、「出来ないことを楽しむ」心の余裕を持ちながらどうすれば出来るのかを考えて生活して、病気と向き合っていく。