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がん治療にはお金がかかります。がん患者にまつわるリアルな病状やお金について書いてます。

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がん患者の自分が体に起こった事を淡々と伝える話 ~~その5~~

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 私に残された時間で何がしたいかを考えているんですがスケベな事しか頭に浮かんでこない程度に男らしいkknsです。本日は前回の続きです。。。

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 今回は私のお話の第5回目、皆様ご一読ください。

 

目次

 

H30.11.28 退院

 私自身これまで入院したことが無く様々な事がありました。

  • 緊急手術
  • がんの告知
  • 人工肛門の設置及び閉鎖
  • CVポート取付
  • イレウスチューブ 
  • 体重の変遷 入院前62kg→一番少ないとき→53kg→退院時57kg→退院して2か月で64kg  人生最大のリバウンド 等々…。

 いろんな童貞を捨てさせていただきました。

 ごちそうさまでした。

 で、いよいよ退院です。

  私が入院した原因は結局の所はがんでありましたが、それを知らずに病巣を先に切除してしまっていたのでがんという病気の怖さを知らないままに退院を迎えてしまいました。

 がんという病気の完治には外科的な手術が最も大きな要因であると思いますが、その後の治療であったり日常生活の過ごし方も同じ位重要だと今では考えています。

 この時の私はがんの怖さを感じていないので、すっかり終わった気でいました。がんの部分は切除したし、リンパにも転移が見られなかった。この後の治療は念の為で転移する事は無いだろうと高をくくっていました。

 ここでもっと癌という病気に対して真摯な姿勢で対応していれば今のような追い込まれた状況になっていなかったかもしれません。

 今では本当にがんの怖さを感じています。皆さんも私のようにいい加減な姿勢で癌と向き合うのでなく、真摯な姿勢で対応してください。これは、経験からくる私から皆様へのお願いです。

 

 

H30.09.26~H30.11.28 入院の感想

 入院当初は手術も無く1週間程度の内科的治療のみの予定だったので「仕事が休める」程度に考えていましたが、思わぬ大冒険となってしまいました。

 本当にこの2か月の間に様々な事が起こりました。その大きな要因の一つが消化器官である大腸の一部分を取り除いたという事であると思います。口から肛門まで一つの管でつながってなければいけないのにある部分だけ完全に取り除いたんですから、飲む事も食べる事もできなくなってしまいますよね。

 でも、そこから人工肛門等を利用して再び大腸がつながり、飲食が出来るようになって、便が肛門から出てくる。。。

 人体の神秘を感じました。

 飲める事や食べられる事のありがたさや大切さも身に沁みました。これは学生時代の恩師が言っていた「当たり前の事は当たり前ではない。当たり前の事を大切に」という言葉につながるナと感じました。イイコトイウナァ

 

 

退院後の行動

  • 会社に車を取りに行った(入院は1週間程度の予定だったので車を会社に置きっぱなしにしていた。2か月半の間が空いていたのでバッテリーが心配だったが動いてくれた!)
  • 肌荒れがひどかったので皮膚科を受診(ついでに入院中にできていた魚の目も取ってくれた。肌荒れは入院中のストレスが原因との事)
  • 傷病手当金の請求
  • 各種保険会社へ保険金の請求

 退院してからは割と忙しかったのを覚えている。体は重くてしんどかったけど社会復帰の前の良いリハビリになった。車の運転等の技術的(運動的)な事もそうだし、傷病手当金の仕組みを理解するために頭を使ったのも良いリハビリだったと思う。

 長期入院をした後は家族も優しくて周りのことをやってくれると思いますが、できる事は自分で行う事で社会復帰に向けた良いリハビリになると思います。

 

 

転院の決断

 退院直前にS先生から今後のがん治療に関してこのままN病院で継続で行うことを打診されましたが、私は家族と相談のうえ癌の専門病院であるG病院に転院する事を決めました。その理由は2つあります。

  1. がん専門病院で診てもらいたかった
  2. H28.02月にN病院で精密検査を受けていた

 1→N病院は地域医療を支える中規模の総合病院です。しかし、私の勤め先の近くに癌の専門病院があるため、どうせなら専門病院で診てもらいたかった。

 2→下の記事にも書いていますが、血便が出たためH28.02月にN病院で精密検査を受けていたんですよね。H30.09月の段階で大腸に穴が開いてるほどでしたから、この時期の血便の原因は癌であった可能性は高いですよね。ちなみにこの精密検査時も「憩室炎」と診断されました。この時の精密検査の結果が後々まで自分が憩室炎であると疑われていた原因なのかと思うと残念でなりませんでした。

 

kknskkns.hatenablog.com

  1、2の理由によりS先生にお願いして癌専門病院であるG病院への紹介状を書いていただき、今後の癌治療はG病院にて行う事となりました。

 

 

 あれ?

 入院自体は2か月程度しかしてなかったんだな。あまりに色々な事が起こりすぎて半年くらい入院した気でいました。

 後から知ったんですが、最初の緊急手術は相当やばかったらしいです。逆にこの程度で済んで良かったのかもしれませんね。

 今回でN病院編は終わりです。

 次回からはG病院編となり、

  • H30.12.03 G病院初診
  • H30.12.10~H3012.14 初回抗癌剤投与のため入院
  • H30.12.25 会社復帰

 と続いていきます。

 この先はまた次回とさせてください。。。

 

 

今日の報告

今日の体重 63.2kg

今日の体温 36.7度

今日の運動 朝45′Walk AM30′Walk 腕立て伏せ(ひじ開き)x10回 腕立て伏せ(ひじ閉め)x10回 腹筋x5回  ハーフスクワットx10回  フロントラウンジx10回

今日の痛み 腰痛 背中

今日の備考 嫁さんにもう一度自分の病状を説明した。自分の説明が下手だったからなのか自分の病状の理解をしていなかった。今の自分の状況を把握してもらえたのでお互いに意見交換できる下地が出来上がった。癌患者が意外と悩むの病状の伝え方だと思います。私は嫁さんとjrにはお医者さんに言われたことをありのままを伝えています。

今までは抗がん剤治療をするならば会社に復帰したくなかったが、逆に先が短い可能性があるならば会社に復帰したくなるから不思議なもんだ。社会との接点が無いまま人生を終えてしまうのは悲しい感じがするしな。社長には現状を報告して「仕事のことは心配しないで良い」と言ってもらえた。感謝しなければいけないな。